学園と理事長と私

ときメモGSについて語る妄言ブログ

イメソンと真咲先輩と私

イメージソング、それはオタクの嗜み(個人の意見です)。

イメージソング、それはオタクの楽しみ(個人の意見です)。

イメージソング、それは永遠のテーマ(個人の意見です)。

 

どうも。わたくし、イメソンおじさんである。

色々なジャンルを渡り歩いてきたが、各ジャンルでイメソンを考え続けてきた。その道15年のオタクである。

イメソンオタク界ではまだまだぺーぺーの私だが、好きな歌と好きなキャラを掛け合わせたい一心で日々精進している。

 

そんな私は先日、世紀の大発見をしてしまった。

好きな曲について考え、何となく歌うということをほぼ日課のように行っているのだが、そこで大変なことに気がついた。

 

タイトルでわかるように、今回の主役は真咲先輩である。

…………前回もアンネリーのことを書いていたから真咲先輩の話なのでは?と言われてしまうと「そうですけど、何か?」としか言えない。

 

今回イメソンに抜擢されたのは、そう。私の愛してやまない「太田裕美」様という女神のような歌声の70年代のアイドル歌手の「南風ーSOUTH WINDー」ある。

「コイツまた70年代の歌の話してんな」と御思いの方、仕方ないのだ。私は昭和歌謡が好きなのだ。太田裕美さんが好きなのだ。

 

さて、問題の「南風ーSOUTH WINDー」(以下、「南風」)の歌詞全文は本文最後のリンク先で見てほしい。 

 

この歌はキリンオレンジのCMソングである。

そして夏の歌である、海の歌である。

夏で海で清涼飲料水のCMに使われる程爽やかで明るい曲なのだ。

もう、この時点でGS2キャラのイメソンとしてピッタリだと思った。

 

歌詞を要約(個人の解釈です)すると

1番Aメロ「ふと目に入ったポスターを見て、去年の夏の君の水着姿を思い出し、今年もまたそんな君に会いたいなと思う」

1番サビ「惜しげもなく晒された君の素肌を見た瞬間にぼくの全てが変わってしまった」

2番Aメロ「週末は晴れる予報だから、僕の自慢の車で浜辺に行こう。去年の夏のヒットソングを聴いて小麦色の肌をした去年の君を思い出し会いたくなった」

2番サビ「君との出会いは突然であまりの眩しさに目がくらんでしまった。そんな君の瞳の謎を今年は解いてみせる」

 

という歌詞である。

最初は瑛主かな?と思うこともあったが、2番のAメロに「それなら自慢の車に乗り浜辺へ行こうか」という歌詞がある。

 

「車でデートとか真咲元春じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

私は叫んでいた。いや、車でデートと聞いたらお前理事長を思い浮かべろよと言われたら「すいません」としか言えないが。でも私の中で何故か車で海に連れて行ってくれるのは真咲元春なのだ。というか、最初からGS2のイメソンと思って聴いていたから真咲元春だと感じたのだと思う。

 

しかも「自慢の車で」と言っている。「自慢の」……(頭抱え)

 

この後、私は更に頭を抱えることとなる。

なんと、この歌のサビのラストは「君は光のオレンジ・ギャル」という歌詞なのである。

 

お分かりいただけただろうか。

「オレンジ・ギャル」である。「オレンジ」である。

そう、真咲元春の好きな色!!!!!!!!!!!「オレンジ」!!!!!!!!!!!!!!!!!(うるさい)

 

好きな子、好きになった子に対して、「オレンジギャル」と言う真咲元春…(いや、真咲元春が言ったわけではないが)。

夏の日差し、小麦色に焼けた肌、眩い笑顔。そんなデイジーを見た時に咄嗟に自分の好きな色に例えてしまったのかもしれない。

オレンジのような爽やかさと明るい夏のオレンジの日差し、そんなことも「君は光のオレンジ・ギャル」と言わしめる要因なのかもしれない。

 

ともかく、私はこの「オレンジ・ギャル」というフレーズを思い出した瞬間、この曲は真咲主のイメソンでしかないと確信した。

 

こんなん真咲主やわ。

思わず口調も崩れてしまうほどに真咲主なのだ。

 

私の妄言はここまでにしておいて、とりあえず真咲有識者の方、GSが好きな方は一度「南風」の以下のリンクより歌詞を見て、気になったらラインミュージックとかなんとかミュージックとかで探してみてほしい(全然音楽が聴けるサイトを知らないマン)。

 

では、また次のブログもイメソンの話になるかもしれないし、ならないかもしれない。

 

では、また次のブログでお会いしよう。

 

「南風」歌詞全文↓ 

http://j-lyric.net/artist/a000516/l005c7b.html

 

花屋と恋と私

花屋アンネリーをご存じだろうか。

というか私は一体いつまでこの口調でブログを書き続けるのか。

堅苦しくて読みづらいのでいますぐにやめたい気持ちと、手が勝手にこの口調にしてしまっている自分とがノーガード戦法の殴り合いを続けている。

 

……そんな事はどうでもよろしい(01並感)

 

今回はそう、花屋アンネリー、花に関連のあるキャラクターたちの話がしたいのである。

花屋アンネリーとはシリーズ通して出現するバイト先である。……今回3の話は全くしないが…………(3ファンの方、ルカファンの方、申し訳ない)

私は1,2の花屋が好きだ。何故なら、1では大好きなお友達、有沢志穂ちゃんが働いていて、2でも志穂ちゃんが出てくる上に真咲先輩がいるのだ。好きでしかない。

あと、学力あげたい(試験で1位になりたい)マンなので私にとって、花屋バイトは有り難い&有り難いである。

 

そんな1,2での花屋や、花と関係のあるキャラクターの関係性について完全なる私の妄想&妄言&私見で書いていきたい。

 

 

有沢志穂と守村桜弥について

この二人は言うまでもない、妄言でも妄想でもなく、公式でもVSモードに敗れると付き合っている風描写(付き合っているという明言はない)が見られる。

花が好き、花を大切にしたい気持ちが強いという共通点がある二人。とてもお似合いで、私はしょっちゅうお見合いBBAをしてしまう。VS敗北イベントの際も二人で大切に花を育てていく描写があるくらい花を大切にして、花がキーとなっている二人なのだ。

 

さて、この二人だが、私は志穂ちゃんがアンネリーでバイトをしているのはもしかしたら桜弥くんが関係しているのではないかと考えている。

もともと花が好きだった中学時代、同じく花を愛でる少年に出会った志穂ちゃん。それが守村桜弥という少年であり、彼と花の話をしていくうちに惹かれていく。

そして高等部へ行き、園芸部に入るかどうしようか悩んでいたが、花が好きなことは確かだが、毎日部活として活動していくとなると予備校に通うことの障害になってしまう。また、志穂ちゃんが桜弥くんのことを好きなことは周囲の人にはばれていたのかもしれない(隠しているとはいえ結構分かり易いので)。園芸部に入ると冷やかされて真面目に活動ができないのではないかという懸念も過った可能性がある。

そこで聡明な彼女は社会経験を積むことができてお小遣いも稼げ、そして何より大好きな花に囲まれることができるバイトという手段を選んだのかもしれない。花屋にいれば桜弥くんが買い物に来るかもしれないという淡い期待もあったかもしれない。

 

そうして、桜弥くんも花屋で一生懸命働きながら学業も優秀、そして花を大切にしてくれる志穂ちゃんに惹かれてゆくことになる(主人公はいない世界線)。

 

有沢志穂と真咲元春について

さあ、次は志穂ちゃんと真咲元春について話していく。

真咲元春はGS2のキャラクターではあるが、高校時代もアンネリーで働いていたという設定があったはずだ(私の記憶違いでなければ)。

そんな真咲先輩と志穂ちゃんのファーストコンタクトはアンネリーでのバイト初日であったはずだ。真咲先輩の方が年下なので、志穂ちゃん高2の際に真咲先輩(高1)が面接に来た際に見かけたのがファーストコンタクトかもしれない。

いずれにせよ、二人のお互いの第一印象はあまりよくなかったかもしれない。

真面目で堅い印象のある志穂ちゃんと、明るく気障で優しい真咲先輩ではタイプが真逆である。おそらく同じ学校の同じクラスであったとしても会話などないタイプであろう。

しかし、ここはクラスではなくバイト先である。ある程度のコミュニケーションがなくては仕事はできない。特に二人は高校生であるから、シフトが重なっていることも多いはずだ。真咲先輩のバイト初日に志穂ちゃんが真咲先輩に仕事を教えることもあったと思う。

その中で真咲先輩は最初のお堅いイメージではなく、志穂ちゃんの花を愛する優しい一面を垣間見ることになる。

ここからは完全に妄言なので真咲先輩が好きな人は聞き流してほしいのだが、真咲先輩は淡い恋心を抱いたと考える。後に恋人となるデイジーとは全く逆のタイプであることから、恋心というよりは憧れに近いものかもしれない。以下、妄想劇場である。

 

真咲先輩のバイト初日、「この人は素敵な人だな」くらいの気持ちでいたところに桜弥くんが買い物にくる。どう見ても志穂ちゃんの様子がおかしい。モジモジして先ほどまでのハキハキした様子は微塵も感じられない。

顔は赤らみ、心なしか笑顔が柔らかい。志穂ちゃんが桜弥くんに恋をしていることが分かり、真咲先輩の憧れという感情は恋心へと変わる前に敗れてしまった。

志穂ちゃんの恋心に気が付いてからは真咲先輩は応援したと思う。なんせ面倒見のいいお兄ちゃん気質な男なのだ。しかも志穂ちゃんはポエムを読んだり、一生懸命に花を愛でるだけで奥手である。じれったくなって本人に「なあ、いつも買い物に来るあの眼鏡のお兄さんのこと好きなんだろ?もっとアピールしなよ」と口走ってしまったかもしれない(ここで迷子になる真咲元春の口調)。

「何言ってるのよ、そんなわけないでしょ!彼は、ただの同級生よ……」

「んなこと言って……正直に言っちゃえよ」

「……なんでわかったのよ……」

「見てりゃ誰だってわかるよ。わかってないのは問題のお相手さんだけだと思うぜ。早くアピールすりゃいいじゃんか」

「そんなこと言っても、私は、彼にあこがれてるだけなの…見てるだけで、それで幸せなの」
なんて会話をして、真咲先輩は志穂ちゃんの気持ちが思っていたのより数百倍純愛であった事を思い知る。その純愛に感銘を受けて志穂ちゃんを応援することに決めたのかもしれない。

友達と一緒に遊園地に誘ってみたらどうか、とかバレンタインは「普段お世話になってるから」とでも言って渡してみればいいだとか、色々アドバイスをしたと思う(自分の恋愛経験は棚に上げている状態である)。

 

そんなこんなで、志穂ちゃんの頑張りと真咲先輩の指南もあってか、志穂ちゃんと桜弥くんは結ばれ、共に一流大学へと通うことになる。

 

志穂ちゃんの方が年上ではあるが、真咲先輩は志穂ちゃんに対してしっかりしたお姉さんという気持ちと手のかかる可愛い妹のような気持ちを両方抱いていたかもしれない。

真咲先輩と志穂ちゃんはバイト仲間であり、男女の垣根を超えた親友になりつつあった。志穂ちゃんの受験が終わり、大学生になると、志穂ちゃんは真咲先輩に受験勉強を教えてあげていた可能性もある。

 

そんなこんなで友情を育んでいた二人は親友というか盟友というか、そんな恋愛ではない固い絆で結ばれているのかもしれない。

志穂ちゃんは真咲先輩に色々とアドバイスを受けたことで桜弥くんと付き合うことができたと思っているため、「真咲くんに好きな人が出来たら、まず私に言ってね。応援するわ」と言って固い握手を交わした

 

…………………という完全なる私の妄想劇場であった。

 

真咲先輩の恋について

真咲元春にその名の通り春が来た。無事大学に進学してバイトも順調に進んでいた、そんな時。ラブストーリーは突然に、とはよく言ったもので真咲先輩の運命の人となる人―デイジーとアンネリーにて出会う。

 

最初は可愛い妹が出来たなあくらいにしかデイジーを意識していなかった真咲先輩が恋に落ちた瞬間を志穂ちゃんは目撃していた可能性が高い。その瞬間については今度SSでも書いてみようかと思う。

以下、再び妄想劇場である。

 

志穂ちゃんは真咲先輩の恋心に気が付いて、自分がそうされたように声を掛けた。

「真咲くん、もしかして、彼女の事好きなんじゃない?」

数年前の仕返しだと言わんばかりに「バレバレよ」と笑う志穂ちゃんにタジタジな先輩。人にアドバイスする分にはよかったのだが、いざ自分が恋をしてみると訳が分からなくなってしまった先輩。

「前、色々アドバイスくれたから、そのお礼。私手伝ってあげるわ」

なんて言って、今度は逆に志穂ちゃんから恋愛の先輩として色んなことを教わった。「年も違うし、バイトしか接点がないのだから、積極的に遊びに誘った方がいい」とか「絶対に余裕のないそぶりは見せちゃダメ」だとか、それはもう志穂大明神様と言っても過言ではない程に的確でタメになるアドバイスを頂けたことだろう。

 

デイジーの鈍感ニブチンスペシャルによって一時大変なことにもなったりしたが(そこもおいおいSSにまとめたいと思う)、志穂大明神様のアドバイスと、真咲先輩の頑張りでなんとか付き合うことになった真咲先輩とデイジー

志穂ちゃんの心に広がる多幸感と達成感。真咲先輩も自分を導いてくれた時にこんな感覚だったのかと思い、なんだか気恥ずかしくなる。

「真咲くん、結婚式には呼んでよね」

「そっちこそ、友人代表の挨拶は任せとけよ」

なんて会話をして再び固い握手を交わす二人

 

…………………………っは!!!また妄想妄言の世界に浸ってしまっていた。

 

まあ、ここまでの事を簡潔に述べると

・志穂ちゃんは桜弥君のことが中等部のころから好き

・志穂ちゃんは純粋に花が好きでアンネリーでバイトをしている

・真咲先輩は当初(本当に一瞬)、志穂ちゃんへ憧れとも恋ともつかぬ感情を抱いていた

・桜弥くんが現れ、一瞬にしてブロークンハート&応援することに決める

・桜志穂が付き合うようになる

・志穂ちゃんと真咲先輩は親友、盟友となる

・アンネリーにデイジーがやってきて真咲先輩が恋に落ちる

・志穂ちゃんが援護射撃を始める

・無事に真咲主がくっつく

・更に深まる志穂ちゃんと真咲先輩の友情

といった感じであろうか。こうも簡単にまとめられると、今までの長ったらしい文章はいらなかったのでは?という気持ちになってくるが、ここは妄言ブログなのでお許し願いたい。

 

とにかく、私が言いたいことはアンネリー組の友情は固く、男女という垣根を超えたものであるということだ。

もっと砕けた言い方をすると

「お互いの恋を応援する志穂ちゃんと先輩が存在すると思うと尊い

である。

 

この妄言ブログは後に桜志穂、真咲主の小説を書くためのメモ書きのようなものなのでヤマなしオチなしイミなしである。

そう、オチがないのだ。

 

……とりあえず私がアンネリーについて思うことは

「絶対理事長もアンネリー常連なので、真咲先輩との絡みが見たい」

ということくらいだ。

まさかの理事長オチに「コイツぶれないな」と思ったそこのあなた、私も若干自分のことながら引いてるので許してほしい。

 

さて本題も終わったということで、この辺でおさらばする。

次回もまだ何の題材で書くか決められていないので不定期更新とする。

 

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

昭和歌謡と理事長と私③

昭和歌謡が好きだ(三回目)。

前々回の記事では理事長に似合う昭和70年代後半から80年代前半頃の歌謡曲を

「理事長は1966年生まれの54歳ということは昭和の歌謡曲を聴いているのでは?」

 というだけの理由で10曲も選抜した。

前回の記事では理事長がこの歌手を聴いていたらいいなという妄想甚だしいものを書いた(毎回そうである)

 

そこで今回は歌謡曲シリーズ最終回ということで「理事長と歌いたい男女デュエット曲」を紹介したいと思う。

 

理事長とデュエットしたい曲

橋幸夫/吉永小百合『いつでも夢を』(1666年発売)

一曲目はご存知の方も多いと思われる橋幸夫吉永小百合のデュエット『いつでも夢を』である。朝ドラの「あまちゃん」の劇中でも歌われていた曲で、男女のデュエットと言うとこれを思い浮かべる方も多いと思う。理事長が生まれるよりも前の曲ではあるが、とても有名な曲であるから、理事長ももちろん知っていると考えられる。

この歌を一緒に歌いたい理由としては極めて個人的なことなのだが、私が歌を歌うことが好きで家で一人で歌っていることが多いからだ。

そう、この曲の歌詞、一番のラストは男性パートで「星よりひそかに 雨よりやさしく あの娘はいつも歌ってる」というものである。理事長にそんなことを言われた日には毎日ピーチクパーチク歌い続けることだろう。

 

 

山内賢/和泉雅子『2人の銀座』(1966年発売)

この曲は理事長が生まれた年の曲である。ザ・ベンチャーズの楽曲ということもあり、テンポが良くベース音の心地よい曲である。翌年に山内賢和泉雅子の主演で同名の映画が公開されている。

短い曲ではあるが、銀座をデートする二人の様子が描かれた歌詞であり、この曲を理事長とデュエットした後に実際に銀座をデートしたい、そんな願望があふれ出てしまう。

特に最後の「ベーヴメントによりそう影が重なるとき初めてのキス 二人の銀座」という歌詞が私はとても好きである。そんなロマンチックな初キスをしてみたいものである。

 

 

ヒデとロザンナ『愛は傷つきやすく』(1970年発売)

「自由にあなたを愛して愛して 私はこんなに傷ついた」という女性パートから始まるこの曲。その後の男性パートの「たとえば二人で命をたてば微笑みさえも消える」と言う歌詞が衝撃で印象的だ。

この曲はクレヨンしんちゃんの映画「暗黒タマタマ大追跡」でひろしとみさえが歌っていたので、それで聞いたことがある方もいると思う。

美しいメロディに乗せた激しい愛の歌を理事長と歌いたいものである。この曲の歌詞にあるように、愛するあまり傷つきながらも「優しい言葉でなぐさめつつんで そして結ばれる」そんな二人でありたい。

 

 

平尾昌晃/畑中葉子『カナダからの手紙』(1970年発売)

作曲家・平尾昌晃が自ら作曲し、畑中葉子とデュエットをした1970年のこのヒット曲を四曲目に紹介したい。

あなたと別れてカナダへ一人旅に出るも、どうしてもあなたのことを思い出してしまい、ラブレターを書くそんな曲である。

「あなたの愛を確かめたくてわがままばかり言いました」

「二人の愛が真実ならば離れていても淋しくないと 二人の夜を思い出して街の灯りを見つめています」

「息が止まるような口づけをどうぞ私に投げてください」

という歌詞からもわかるように、愛を確かめるためにわがままを言い、離れ離れになったが、二人の愛が真実であることを信じていたい、あなたを忘れたくない、という気持ちが溢れてくる。私も理事長と、この覚えやすいメロディに乗せて真実の愛を追い求めてみたい。

 

 

美樹克彦/小林幸子『もしかしてPartⅡ』(1984年)

こちらも作曲家・美樹克彦が自身で作曲した曲を小林幸子と歌った曲である。「PartⅡ」という言葉通り、『もしかして』という全く同じメロディで歌詞が違う曲を小林幸子がソロで歌っているのである。

さて、この曲だが、歌詞の傾向としては両片想いの二人がお互いの気持ちを知り、ともに夜を過ごすという、少し大人でそれでいてどこか子供っぽいそんな世界である。

「もしかして もしかして 私の他にも誰かいい女(ひと)がいるのなら帰っていいのよ構わずに」という女性パートの歌い出し。実は一緒にいる男性が仕事の電話に立ったのを他にいい人がいると勘違いして拗ねているのだ。大人でありながら甘酸っぱく青春のような恋の様子に私と理事長の恋を重ねてしまう(唐突な夢女)。私が感じる年の差からくる不安や戸惑いをこの歌に乗せ、理事長にこの歌の男性のように「ばかだなあ」と笑って包み込んでほしい。

女「ねえ貴方 素直に信じていいのね 私泣き虫になりそうよ」

男「いつもみたいに笑ってごらん お前の笑顔が好きだよ」

という会話はいつかしたかもしれないと思うほどに理事長と私の恋のようだ。

「二人は今夜から一つ」なのだ。大人になった私と理事長に相応しい歌なのではないだろうか。

 

 

以上が、「理事長とデュエットしたい曲」5選である。

これまで私の独断と偏見しかなく、一体誰に通じるんだこの話題と首を傾げながら執筆してきたこのシリーズも最終回である。最終回と言われると感慨深く、しみじみとしてくる。

しかし、感慨に耽っている場合ではない。これからも昭和歌謡を愛し、理事長を愛し、GSを愛し、歌謡曲とGSの繋がりを深めていきたい。

 

昭和歌謡をイメソンにしてGSのCPを妄想なんてのもいいかもしれない。

それを題材に小説を書いてみようか、そんなことも考える今日この頃である。

 

では次回は何の題材で更新するのかは未定ではあるが是非今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

昭和歌謡と理事長と私②

昭和歌謡が好きだ(二回目)。

前回の記事で私は理事長に似合う昭和70年代後半から80年代前半頃の歌謡曲を

「理事長は1966年生まれの54歳ということは昭和の歌謡曲を聴いているのでは?」

 というだけの理由で10曲も選抜したのだ。

ダンディでエレガントな大人の理事長が『若い頃はロック』を好んでいたという記述がより私にその衝動を煽った。

 

そこで今回は「昔理事長が聴いていたら嬉しい歌手」「理事長とお付き合いしてから歌ってあげたい曲」を挙げていきたい。

 

昔理事長が聴いていたら嬉しい歌手

太田裕美

最初に挙げるのは私と私の父が好きな太田裕美という歌手である。

代表曲には「木綿のハンカチーフ」「さらばシベリア鉄道」などがあり、70年代を代表する女性アイドル歌手である。1974年11月に「雨だれ」という曲でデビューを果たした太田裕美。この時理事長は8歳、小学3年生である。小学3年生という年頃、アイドル歌手に興味を持ち始めてもよい時期である。太田裕美はピアノの弾き語りをするような清楚でおとなしいイメージの女性である。デビュー時のキャッチコピーも「まごころ弾き語り」というもので、上品なアイドルといった雰囲気だ。

デビュー曲の「雨だれ」という曲もピアノがとても美しい曲である。アイドルというよりも本格的な歌手に近い実力を持ち合わせている彼女に理事長が惹かれていく可能性もあると考えた。

まあ、ただ単に私が好きな歌手を理事長が好きでいてくれたら嬉しいというだけの理由が大きいのだが……。

 

キャンディーズ

昭和のアイドルグループと言えばピンクレディーキャンディーズであると私は思っている(個人の見解である)。勿論私が好きなアイドルのひとつである。キャンディーズとは俳優やタレントを育成する東京音楽学院スクールメイツ出身で、デビュー前から「8時だョ!全員集合」にもレギュラー出演していた3人組のグループである。スクールメイツ時代の同期には前述の太田裕美などがいた。

メンバーは伊藤蘭(ラン)、田中好子(スー)、藤村美樹(ミキ)の3人で、代表曲には「年下の男の子」「春一番」「ハートのエースがでてこない」などがある。

1973年9月に「あなたに夢中」でデビューするが、一躍彼女たちが有名になったのは1975年2月「年下の男の子」の発売によるものだった。「年下の男の子」の発売時、理事長は9歳小学3年生である。太田裕美の紹介の際にも書いた通り、小学3年生はアイドルに興味を持ち始めていてもおかしくはない時期である。

そしてキャンディーズは1978年4月人気絶頂の中解散してしまう。キャンディーズ解散コンサートと言えば、社会現象にまでなったのだ。理事長は中学の入学式直前である。理事長の家柄を考えるとアイドルの解散コンサートには行けないと考えられる。しかし、兄弟などと一緒にコンサートに行った友人から話を聞いて羨ましがったりコンサートに想いを馳せていたかもしれないと思うと、私はタイムマシーンに乗って理事長にコンサートチケットを買い与え一緒にコンサートに行きたいと思った。

 

ABBA

代表曲に「Dancing Queen」「Mamma Mia」「Chiquitita」などがあるスウェーデンの4人組である。オーストラリアをはじめヨーロッパ、アメリカなど世界中で大ヒットした歌手だ。

日本では1980年の3月に「ABBA JAPAN TOUR1980」というツアーコンサートを行っている。1980年、理事長は14歳中学2年生だ。これは完全なる偏見であるが、中学2年生という時期は洋楽に憧れ洋楽を聴きたがる時期だと思っている。英語教師などに「英語の勉強に良いぞ」とかなんとか言われて洋楽を薦められたりしているかもしれない。たくさんある洋楽の中でビートルズカーペンターズなども聴いたかもしれないが、丁度来日していて世界的にヒットしていたグループである。理事長が気に入っていてもおかしくはない。ABBAも前述の2つにも共通して恋の歌などが多い。初恋をしたり恋に恋をする時期、恋の歌…しかも外国の恋の歌を聴き恋に想いを寄せる理事長。素敵すぎて天を仰ぎ神に感謝したくなる響き。

私も勉強をする時などにABBAを流しているとなんとなく集中できるような気がしているので試験勉強の際などに聴いていてほしいという思いが炸裂しそうである。

 

以上が理事長に聴いていて欲しいグループ、歌手である。

 

次はおまけ的なものなのだが、お付き合いしてから理事長に歌ってあげたい曲を話したいと思う。

 

お付き合いしてから理事長に歌ってあげたい曲

これは完全に余談なのだが、理事長とお付き合いしてカラオケにデートに行ったら…などと考えた時に何か歌ってあげたい曲はないものかと考えたのだ。そうして一生懸命考えたところ、ある一曲の歌が頭をよぎった。その曲を紹介しようと思う。

 

岩崎宏美聖母たちのララバイ」(1982年発売)

聖母と書いて「マドンナ」と読むこの曲名。ララバイとは子守歌のことである。

歌い出しの歌詞は「さあ 眠りなさい」という言葉から始まる。さらにAメロでは「ああ できるのなら生まれ変わりあなたの母になって 私の命さえ差しだしてあなたを守りたいのです」という歌詞がある。そう、この歌は全体を通して、都会という戦場で戦う男性を母の気持ちで包み込み守っていきたい、私に甘えてほしいという歌詞なのだ。

理事長はご存知の通り、はばたき学園の理事長であり、はばたき市随一のセレブ……。心がすり減ることもあれば、疲れてしまうことだってあるはずである。そんな理事長を私は癒してあげたいし包み込んで守ってあげたいと思う。

私はこの歌をカラオケで歌ったら気持ちが入りすぎて涙してしまうかもしれない。いや、理事長にドン引きされたくないので泣きはしないが。

理事長も私の気持ちを分かってくれた上で「年上である以上いくら結婚しても君に守ってもらうなんてかっこ悪くてできないよ…」とニッコリ笑うかもしれない。

はあ………………………………………………………………………(頭抱え)

頭を抱えている場合ではない。まあ以上の理由で私はこの歌を理事長に歌ってあげたいのである。岩崎宏美さんの歌唱もとても素晴らしいので是非聴いてみてほしい。

 

 

以上が私が独断と偏見で選ぶ「理事長に聴いていて欲しい歌手」「理事長に歌ってあげたい曲」である。みなさんも自分の推しや彼氏に聴いていて欲しい曲を考えてみてほしい。

 

ではまたまた長くなったのでこの辺で失礼。

 

次回、『昭和歌謡と理事長と私』最終回、「理事長とデュエットしたい曲」を紹介したいと思う。

昭和歌謡と理事長と私①

昭和歌謡が好きだ。

私は昭和60年代後半から80年代前半頃の歌謡曲やアイドルが好きなのだ。あの独特のメロディー、熱い歌詞、煌びやかな衣装…全ての要素が私を魅了する。そんな歌謡曲を聴きながらふと思うところがあった。

 

「理事長は1966年生まれの54歳ということは昭和の歌謡曲を聴いているのでは?」

 

そう、理事長はエレガントな大人の男なのだ。プロフィールを見ると好きな音楽は『クラシック』となっているが、『若い頃はロック』とも書いてある。つまり若い頃……幼少期を過ごした70年代、青春時代を過ごした80年代に流行ったアイドルや歌謡曲を好きでいてもおかしくないのだ。

そこで理事長にはどんな曲が似合うのか、その答えを知るために私はアマゾンの奥地へと向かった…………。(To Be Continued)

 

秘境から帰ってきた私は理事長に似合う曲を両手両脇に携えていた。

以下がその結果である。

 

沢田研二『コバルトの季節の中で』(1976年発売)

皆様ご存じ、「ジュリー」こと沢田研二。私が個人的に大好きな方である。ジュリーが流行った頃というのは理事長は小学生だ。理事長自身があまりジュリーに興味がなかったとしても、学校で流行っていたと推察される。

この歌の一番の出だしが『髪型が変わりましたね 秋風によく似合いますね』という歌詞なのだが、ただこの歌詞を理事長に歌ってほしいというだけで選抜された曲である。

 

沢田研二勝手にしやがれ』(1977年発売)

再びジュリー。ジュリーに関しては友人が学校で「昨日のジュリー見た?」なんて聞いてきていたかもしれない。もしかしたら友人と「ジュリーのここかっこいいよな!」などと言って「ジュリーごっこ」をしていたかもしれない。そんな理事長に思いを馳せたいところですが曲の紹介に移る。

この歌の『壁際に寝返りうって背中できいている やっぱりお前は出て行くんだな』という歌い出しはあまりにも有名(※個人の意見です)。別れの歌ではあるが、強がっている男性が滑稽で切ない歌詞。切なくも滑稽で何処か恰好のいい男性の歌を理事長に歌って欲しいと切に願っている。


円広志夢想花』(1978年発売)

『飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで 回って回って回って回る』というキャッチ―なサビで有名な円広志の曲。女性目線の詩であり、またまた別れの歌である(個人的に別れの歌が好きなのでどうしても別れの歌が多くなる)。

『忘れてしまいたいことが今の私には多すぎる 私の記憶の中には笑い顔は遠い昔』という歌詞から、子供の頃はキャッチ―なサビ部分だけを覚えていたが、大人になってからはAメロのこの歌詞に関心を持ち再び聞くようになったりしててほしいところだ。


西城秀樹ヤングマン』(1979年発売)

ご存じ、『素晴らしい Y・M・C・A』というダンスが有名な曲。これが発売された頃理事長はちょうど中学生。私は理事長は勝手にはば学の中等部高等部だと思っているのだが、友人たちと一緒にこの歌を是非とも歌って踊っていてほしいと思っている。そして現在はその思い出を胸に秘め、今度はその熱い歌詞を気に入って生徒にお薦めしたりしててほしいところである。


欧陽菲菲『ラブ・イズ・オーヴァー』(1979年発売)

初めて出てきた、女性歌唱の曲である。女性目線の歌であり、そんな切ない女性の歌を大人になったダンディでエレガントな理事長にしっとりと歌い上げてほしい。『Love is over 悲しいけれど終りにしよう きりがないから』などと理事長に言われたら「あ、はい。終りにします」となってしまう。大人でビターな恋愛ソングを歌われた日には、私は天を仰いで涙を流し神に感謝するだろう。


⑥RATS & STAR『ランナウェイ』(1980年発売)

鈴木雅之がボーカルを務めているRATS & STAR(元シャネルズ)の代表曲。「ランナウェイ(ランナウェイ)とても好きさ(ランナウェイ) 連れて(ランナウェイ)行ってあげるよ 二人だけの遠い世界へ お前を抱いてランナウェイ」という情熱的な歌詞と()内にもあるコーラスが特徴となっている。

当時14歳、中学3年生の理事長が友人であるあの男、そう、花椿吾郎ことGOROと仲良く歌っている姿が目に浮かぶ。この歌というか、RATS & STARの曲は聴いていただくとわかるように、コーラスを歌うのが楽しい曲が多く存在している。だから、中学生である理事長が高校生であるGOROとどちらかともなく歌い出し、もう片方がコーラスをする、そんな姿を思い浮かべるとあまりのアオハル感に咽び泣いてしまう。

 

CHAGE and ASKA『万里の河』(1980年発売)

『遠く遠く何処までも遠く流れる河で暮れかかる空にあなた想い今日も待っています』という出だしから始まるこの曲。『遠い昔のおとぎ話の恋のようにどれだけ待てばいいのですか ああ届かぬ愛を』という歌詞にもあるようにもう帰らない愛する人を待つ歌である。そしてチャゲアスのハモリがとても美しい。帰らない人ではないが「生徒と理事長」というある種届かぬ愛を持つ理事長が、昔流行ったこの曲に想いを乗せて車の中などで一人寂しく歌っていたとしたら、私はもう涙が止まらず、ここに湖が誕生するであろう。

 

山下達郎RIDE ON TIME』(1980年発売)

山下達郎の代表曲。この曲には『アアときめきへと動き出す世界は 忘れかけていた遠い夢の訪れ』『僕の輝く未来 さあ回りハジメて 虚ろな日々も全て愛に溶け込む』『Ride On Time 時よ走りだせ 愛より光り出せ 目も眩むほど』という歌詞がある。この歌詞が主人公に恋をして、時が青春時代のように走りだし、忘れかけていた恋の情熱を思い出した、そんな理事長の心情が歌われている様である。先ほどの曲とともに是非車の中でこの曲をかけながら歌って欲しいと思う。


渡辺真知子唇よ、熱く君を語れ』(1980年発売)

この曲も女性歌唱の歌である。しかし、曲名からもわかるようにとても情熱的で熱い歌詞が書かれている。聴いていただけるとわかるが曲調はとても爽やかで優しいのに反して情熱的な歌詞が印象的だ。理事長の素敵なレディに関する価値観の根底がこの曲にあってほしいと思っている。だから、大人になった理事長にこそ、この歌を歌っていてほしいと願っている。『唇よ熱く君を語れ 誰よりも輝け艶やかに 唇よ眩し過ぎる日々を 愛にうずもれてキラメク女(ひと)へ Oh Beautiful and Free 唇で語れ明日を』というラストのサビがまさに理事長のレディに対する願いそのものであると思う。


谷村新司『昴』(1980年発売)

さあ、これがラストの曲である。これも大人になった理事長に歌っていただきたい一曲の一つだ。これはただ私が「この曲を小杉さんが歌ったらかっこいいだろうなあ」と思ったことがきっかけであった。普段歌詞をしっかり覚えない私がふと歌詞に目をやるとそこには理事長に相応しい歌詞が並んでいるではないか。『呼吸をすれば胸の中 こがらしは吹き続ける されど我が胸は熱く 夢を追い続けるなり』ここの歌詞はまた別の記事でも語る予定なのだが、理事長の卒業式での言葉に似たものを感じる。『我は行く 蒼白き頬のままで』という歌詞も青臭い若造に向けて、それでもいいから進みなさいと言っているような感じがしてとても理事長らしい(そういった歌ではないと思いうが)。

 

 

いかがだっただろうか。私の稚拙な文章では伝わらなかったことが多いと思うが、是非これらの曲を聴いていただいて、子供の頃の、そして大人の理事長に想いを馳せてみてほしいと思う。

 

では、長くなったのでこの辺で失礼。

次回は『理事長が聴いていてほしい歌手編』『理事長に歌ってあげたい曲編』の二本。

次回もまた見てくださいね!ジャンケン、ポン!ウフフフフ!(唐突なサ○エさん)

出会いと理事長と私

『新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます』

この言葉を聞いた回数はもう何度になるだろうか。

何度聞いても感慨深いものがある…。

そう、これは『ときめきメモリアルGirl's Side』通称ときメモGSまたはGSにて、私立はばたき学園に入学した際に聞く、入学式での理事長の台詞である。

この台詞はゲームを始めれば誰でも聞くことができるのだ。

 

私はこの台詞を初めて聞いたとき耳を疑った。いや、別段台詞自体はおかしくはない。

問題は声である。そう、声。

ちなみに、このGSを始めたきっかけは何を隠そうこのゲームの王子キャラ「葉月珪」の声優さんだった。GS最難関キャラと称されていることも、ストーリーがめちゃくちゃに泣けることもなんとなく聞いていた。だからこそ私は葉月珪について調べて事前準備を怠らず、このゲームに挑んだ。

しかしどうだろう、いざこのゲームを始めて、感動するオープニングムービーや葉月珪との再会を果たした後に冒頭の台詞である。

回りくどい言い方なのではっきりと書き直すと

『新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます(CV小杉○郎太)』

である。そう、どう考えても普通に乙女ゲームとしては声が渋すぎる。渋すぎるというか私の好きな声が聞こえる。私は某戦国武将で無双するゲームで、この声のキャラがハチャメチャに好きなのだ。こんな豪華な声のモブがいてたまるか。何故こんなにいい声がするのにスチルの一つもないのか。

 

混乱の渦の中、私は入学式の理事長のとてもいい話(話の長さ的にも)を聞いた。正直声以外の印象はあまり残ってなかった。いや印象はあったのかもしれないが、記憶がない。全然記憶がない、何故なのか。

 

その後は「何はともあれ私は葉月珪を攻略するのだ」という強い意志の元、私はゲームを進めた。キャラをたくさん出すとツラいというのも本家をやっていて重々承知していたのでできるだけキャラを出さないように努めた。

 

しかし彼はやってきた。

 

「おや、大丈夫かい?」

ある日突然教会でぶつかってしまったのだ。あの声の持ち主と。

教会が出てきたからどう考えても葉月珪の関連イベントだと思って油断しきっていたのでこの声が聞こえた時驚いてコントローラーを落としてしまった。

しかし私の推しは葉月珪。そう、葉月珪を攻略しているのだ。そして葉月珪を愛しているのだ。だからここでこのダンディさん(どう考えても入学式で挨拶してた理事長なのに何故気づかないのか)に靡くわけにはいかない。

そう強い意志を持って、私は葉月珪の攻略を進めていった。

その後、何度もダンディさんと出会い、ダンディさんが理事長だということが発覚した(もっと早く気がつけよ)。やっぱり理事長か~と思いつつ「私はこの人には決して靡かない」と心に決めた。今思うと無駄な抵抗だったが。

 

理事長はその後あまり出てくることはなかったため、私は平穏な心持ちで攻略本を見ながら葉月珪とのラブラブ学園生活を送り、無事に葉月珪とのエンディングを見て号泣した。

 

確か二番目に攻略したのは氷室先生で、三番目は桜弥くんだった気がする。「私のGSライフはこれからだ!」と意気揚々とプレイを続けた。この時はまだ数年後にこんなにも理事長で狂うオタクになるとは思いもよらずに…。